神戸市中央区のマンションで元夫の切断遺体が冷凍庫から発見された事件で、2026年6月23日夜、死体遺棄容疑で逮捕されたのが無職の望月亜紀容疑者(50)です。約14年にわたり遺体を冷凍保管し続けながら、家賃を払い続けて発覚を防いできたとされる望月容疑者。これまでの職業については明らかになっていません。ただ、「金欠」による電気代の支払い停止が引き金となり、14年間の隠蔽が一気に崩れたとの見方が広がっており、殺人容疑も視野に入る今、事件の全容と今後の焦点を整理します。
神戸市中央区のマンションで元夫の切断遺体が冷凍庫から発見された事件で、2026年6月23日夜、死体遺棄容疑で逮捕されたのが無職の望月亜紀容疑者(50)です。約14年にわたり遺体を冷凍保管し続けながら、家賃を払い続けて発覚を防いできたとされる望月容疑者。しかし「金欠」による電気代の支払い停止が引き金となり、14年間の隠蔽が一気に崩れたとの見方が広がっています。殺人容疑も視野に入る今、事件の全容と今後の焦点を整理します。
望月亜紀容疑者とはどんな人物か
望月亜紀容疑者は神戸市中央区在住の無職女性(50歳)です。兵庫県警生田署捜査本部によると、2002年7月から遺体が発見された中山手通のマンション3階の一室を賃借していました。
同じ部屋には元夫の西口豊さんも同居しており、2011年12月ごろに西口さんが死亡したとみられています。望月容疑者はその後も死亡の事実を隠し続け、2012年12月に離婚届を提出。離婚成立後も現場の部屋を自身の名義で契約し続けていました。
現時点で詳しい経歴や職歴は公表されていません。ネット上では「元夫との間に何があったのか」「なぜ14年間も誰も気づかなかったのか」「死亡を隠したまま離婚できるものなのか」など、人物像や動機への関心が急速に高まっています。

事件発覚の経緯と時系列
今回の事件がどのように発覚したのか、判明している時系列を整理します。
2011年12月ごろ、西口豊さんが死亡(司法解剖による推定)。望月容疑者はその後、遺体を袋に詰めて部屋の大型冷凍庫に入れて保管したとされます。遺体はへそ付近で上半身と下半身に切断されており、Tシャツとトランクスを着用したまま別々の袋に入れられていたことが捜査関係者への取材で判明しています。捜査本部は死後に切断されたとみています。
2012年12月、西口さんの死亡を隠したまま離婚届を提出、離婚が成立。望月容疑者はその後別の場所へ転居しましたが、現場の部屋の家賃の支払いは継続。部屋にはテレビや家具、布団なども残したまま、定期的に出入りを続けていたとされます。
2025年ごろ、電気代の支払いを停止。これにより冷凍庫の電源が落ち、遺体の腐敗が急速に進んだとみられています。
2026年3月ごろ、マンションの他の住民が異臭を感じ始めたとの証言があります。
2026年6月20日、管理会社への「異臭がする」との通報を受けた警察が部屋に立ち入り、冷凍庫内から損壊・腐敗した状態の遺体を発見。
6月21日から、望月容疑者への任意の事情聴取が始まりましたが、当初は関与を否定していました。
6月22日夜、望月容疑者本人から警察に電話があり「自分がやりました」と申し出。
6月23日、兵庫県警生田署捜査本部が死体遺棄容疑で通常逮捕。望月容疑者は「私がやったことで間違いありません」「ひどいことをしたので言い分はない」と容疑を認め、殺害についてもほのめかす供述をしているとされます。
6月25日、死体遺棄容疑で送検の方針。
「電気代が払えなくなった」完全犯罪が崩れた理由
今回の事件で最も注目を集めているのが、発覚の直接的なきっかけとなった「電気代の支払い停止」です。
捜査関係者への取材によると、望月容疑者は転居後も現場の部屋の家賃を約14年間払い続けてきた一方、2025年ごろに電気代の支払いをやめたとみられています。これにより冷凍庫の電源が切れ、長年にわたり冷凍保存されていた遺体の腐敗が急激に進んだと考えられます。
遺体発見時には部屋への電気の供給はすでに止まっており、異臭は2026年3月ごろから発生していたとの住民証言もあります。
SNS上では「家賃は払い続けたのに電気代はやめたのか」「金銭的に限界だったのでは」「電気代さえ払い続けていれば発覚しなかったのか」という声が相次いでいます。また「14年間で支払い続けた家賃の総額はいくらになるのか」という指摘も多く、経済的な事情が隠蔽の継続と崩壊の両方に深く関わっていたとの見方も出ています。
なぜ家賃は払い続けながら電気代だけをやめたのか。この点については現時点で望月容疑者からの詳しい説明は公表されておらず、今後の捜査で明らかになるとみられます。
殺人容疑も視野 今後の捜査の焦点
現在の逮捕容疑は死体遺棄ですが、兵庫県警は殺人容疑も視野に捜査を進めています。
なお死体損壊罪・死体遺棄罪の公訴時効はともに3年ですが、捜査本部は「望月容疑者には元妻として西口さんを埋葬する義務があり、遺体を埋葬しないまま放置した遺棄行為は今月20日の発見時まで継続していた」と判断。少なくとも遺棄容疑については時効は成立していないとして逮捕に踏み切りました。
今後の捜査の焦点として挙げられているのは以下の点です。
西口さんの死因の特定(司法解剖でも現時点で不明)、遺体を切断した経緯と時期、元夫婦間のトラブルや動機の解明、14年間にわたる隠蔽の詳細、そして殺人罪・死体損壊罪での立件可否。
特に死因については、冷凍保存という特殊な状況と長年の経過から特定が難航しているとみられます。望月容疑者が殺害をほのめかしていることから、捜査本部が殺人容疑での再逮捕に踏み切るかどうかが今後の最大の焦点となっています。
「なぜ今になって自ら電話したのか」「14年間、何を考えながら過ごしていたのか」といった疑問の声もSNS上では多く、事件の闇の深さに衝撃が広がっています。
新情報が入り次第、追記します。