滝野川第三小学校火事

滝野川第三小学校音楽教員氏名「24人を救った先生が容疑者に」滝野川第三小学校火事

滝野川第三小学校火事

2026年6月19日、東京都北区の区立滝野川第三小学校で火災が発生し、児童と教職員あわせて11人が重軽傷を負いました。火元は4階の音楽準備室とみられており、授業を担当していた40代の女性音楽教諭が電気ストーブの近くで洗濯物を乾かしていたと警視庁の任意聴取に説明。警視庁は失火容疑で捜査を進めています。その一方で、この女性教諭は火災発生時に児童24人をひさしへ誘導し命を救ったとして称賛を集めており、ネット上では複雑な反応が広がっています。

滝野川第三小学校音楽教員・失火の疑いとは

警視庁滝野川署によると、火元とみられる音楽準備室のコンセント付近でプラグが刺さったままコードが焼き切れた状態で発見されました。室内には電気ストーブ1台とサーキュレーター2〜3台、複数の差し込み口があるテーブルタップが残っており、ストーブを分解した結果、火災発生時に通電状態だったことが判明。残骸には繊維片のようなものの付着も確認されました。

40代の女性音楽教諭は23日の任意聴取で「サーキュレーターを使って準備室で洗濯物を乾かしていた」という趣旨の説明をし、「深く反省している」と語ったということです。高草木政浩校長は「金管バンドのユニホームがあったはずで、30〜40人分を段ボール箱にしまっていたと思う」と説明しており、鼓笛隊・金管バンドの衣装が大量に置かれていた可能性があるとの声もあります。

警視庁は引き続き女性教諭を重要参考人として事情聴取を続けており、失火との因果関係を慎重に調べています。女性教諭の氏名は現時点で報道各社からは公表されていません。

24人を救った女性教諭の機転

火災発生時、音楽室では5年生24人が授業を受けており、廊下への避難経路が煙で遮断される緊迫した状況でした。この女性音楽教諭がとっさに「窓から出よう」と判断し、児童1人ずつを4階の窓外のひさしへ誘導。自身も骨盤を骨折する重傷を負いながら全員を守りきったとして、Xでは称賛の声が相次ぎました。

「ひさしに気づいたのがまずすごい。避難訓練の通りじゃなくても、ちゃんと生き残る方法を考えてくださってよかった」(保護者)

「マニュアル外のことして何かあれば叩かれる世の中で本当に凄い。同じ教員として誇らしく思う」(Xユーザー教員)

称賛と批判が同一人物に・ネットの反応は

火元となった音楽準備室で洗濯物を乾かしていたのが、児童24人を救った同一の女性教諭だったことが判明すると、ネット上では賛否が大きく割れました。

「子どもを守った行動は本物。でも出火原因を作ったなら責任も取るべき」
「英雄と容疑者が同じ人というのが何とも言えない」
「骨盤骨折しながら守ったんだから、もう十分すぎる償いでは」
「学校で洗濯物を乾かすこと自体がまずおかしい」

との声が上がっており、同情・批判・擁護が入り混じる異例の展開となっています。

滝野川第三小学校火災原因・築60年老朽校舎の問題

滝野川第三小学校の校舎は1966年(昭和41年)建築の築60年。北区はもともと2029年度末までにリノベーションを計画していましたが、今回の火災により計画は白紙となりました。区は保護者説明会で全面改築を検討していると明らかにし、完成まで概ね5年を見込んでいます。

7月初めには低学年が現校舎へ、3年生以上は近隣校に分散登校し、夏休み明けからは全校一斉に区内の代替施設へ仮移転する方針です。音楽室に設置されていた救助袋が今回使用できなかったことも判明しており、老朽施設の防災対策のあり方を問う声もあります。

新情報が入り次第、追記します。