試合31分、メッシがプレスをかけた際にアルジェリア代表DFアイサ・マンディを倒してしまった。リプレイ映像ではメッシの左足裏がマンディの右足ふくらはぎ裏を踏みつける形になっていた。
VARの介入はなく、主審はメッシのファウルをとってカードは提示せずにアルジェリア代表ボールで試合を再開した。
試合はこのままメッシが主導権を握り、17分・60分・76分とハットトリックを達成。W杯通算得点を16に伸ばし、元ドイツ代表FWミロスラフ・クローゼ氏の最多記録に並ぶ圧巻のパフォーマンスを見せた。だが、その陰で起きた31分の場面が、試合後に大きな議論を呼ぶことになりました。
何が問題とされているのか
サッカーのルール上、相手選手の足を踏みつける「ストンプ(足裏踏みつけ)」行為は、故意・過失を問わず「激しい反則」または「著しく不正なプレー」に該当する可能性があります。とりわけ足裏でふくらはぎをヒットする動作は、相手に大きなけがを負わせるリスクがあるとして、厳しく判定されるケースが多いプレーです。
リプレー映像では、メッシが相手選手と接触している様子が映し出されていました。一部の視聴者は危険なプレーだと感じましたが、審判はリアルタイムで状況を判断し、退場処分には当たらないと判定しました。またVARも介入せず、主審の判定に明白な誤りがないと結論づけ、それ以上の懲戒処分なしにプレーが続行されました。
本来すべてのゴールシーンと同様に、危険なプレーと判断されればVARが介入し、レッドカード相当かどうかを映像確認できるはずですが、今回はそのプロセスが省かれた形となっています。
ネット・ファンの反応
この場面は試合後、世界中のSNSで拡散され、大きな反響を呼んでいます。
オーストラリアメディア『7NEWS』は「危険なタックルをしたにもかかわらず、罰せられずにピッチに留まることが許されたことにファンは憤慨している」と伝え、様々な声を紹介しています。
「これは絶対にレッドカードだ。メッシ自身も自分のミスに気づいていたのに、イエローカードすら出されなかったなんて」「これはレッドカードに値する反則だが、イエローカードもVARチェックもなかった」「正直に言おう。もし他の選手があのファウルを犯していたら、間違いなく退場処分になっていただろう」といった声が上がっています。
一方で「プレスの中での接触であり、意図的ではなかった」「ノーカードでも判断としてはあり得る」という擁護意見もあり、賛否は割れています。
メッシは過去にも似たような場面があった?
メッシはこれまでW杯6大会に出場し、圧倒的な実績を残してきた一方で、ラフプレーの判定をめぐる議論がたびたび起きてきた選手でもあります。
『ESPN』のコメンテーターを務めたネダム・オヌオハ氏は「私の意見ではレッドカードになるべきだった。事象が見逃された瞬間だったと思う。選手が倒れていた時、どれだけのことかはわかっていたから、メッシも心配していた。理由はわからないけど、審判が見逃したんだと思う」と振り返っています。
また、アレハンドロ・モレノ氏も「100パーセント、レッドカードだ。リオネル・メッシのことは大好きだけど、相手選手のふくらはぎを踏むというひどいチャレンジだった。間違いなくレッドカードになるべきだった」と指摘しています。
メッシの過去のW杯での類似プレーについては現時点で事実確認できた情報がないため、断定的な記述は控えます。ただ、今大会でも「スーパースターへの判定は甘いのではないか」という指摘は根強く、今後も議論が続くとみられています。
まとめ
メッシはハットトリックでW杯通算得点16を記録し、クローゼ氏の最多記録に並ぶ歴史的な試合を演じました。その一方で、前半31分の足裏プレーをめぐっては「なぜカードが出なかったのか」という疑問の声が世界中で広がっています。VARがチェックしなかった理由についてFIFAや審判団からの公式説明はなく、今後の大会での判定基準にも注目が集まっています。
新情報が入り次第、追記します